-浦和VS東京@味スタ

 昨日は一年の中で一番楽しみにしていた日だったかもしれない。味スタでの浦和の試合。こんなに近い環境にスタジアムがあって、本当に幸せ。今期のJリーグの日程がわかったとき、最初にチェックしたのはこの試合だった。
 自転車でスタジアムに行けるおれたちだったので、開門の時間に合わせてスタジアムへ。さすがに席はかなり埋まっていたけど、なんとかおれたちの座席を確保。試合までの余韻を楽しむ時間はあっという間に過ぎていった。
 おれたちの山瀬、アルパイ、そして監督までもがいなかった昨日。その影響はあまりに大きかったように思えた。東京は中盤でスペースを与えずにしっかり引いてカウンターを狙っていた。浦和のバックラインまではプレスをかけずに、中盤での勝負となった。その結果浦和は最終ラインで闘莉王がボールを持つ機会が増えて、そこから前線にボールを供給してもパスがつながらないことが多かった。相手がボールを奪ったあとは非常に素早く、浦和の好調の要因だった中盤のプレスがほとんどかからない。簡単にサイドまでボールを回されてクロスを上げられていた。危ない場面もあったけど、そこまで崩されているという感じはしなくてディフェンスは徐々に安定してきている印象があった。
 結果はセットプレーからの失点で1-0。浦和が負けることは想像していなかったので、しばらく呆然とした。しかし昨日の東京は浦和に勝つサッカーをしていた。観ている多くの人にとってはストレスのたまる試合だったかもしれないけど、純粋にサッカーを楽しむという視点からすると非常にいいサッカーをしていたように思えた。
 東京は浦和の特徴を完全に消していた。その中で浦和は何もできなかったわけではない。ボールを持ちすぎていた印象は否定できないけど、アレックスは徐々にコンディションが上がってきていると思う。永井もドリブルがうまくいかないことが多かったけど、仕掛ける姿勢は大切だと思うしあれは監督の指示だったようだ。苦しい中でも、一貫した意図を持って攻撃しようとしていたことが大きいと思う。
 今までの浦和は相手に合わせてというサッカーが多かったが、今自分たちから形を作っていくチームに変わろうとしているときだと思う。昨日の敗戦は本当に悔しいけれど、今後に向けていい教訓だったと思う。次の駒場でのG大阪戦も参戦することが決まったおれたち。これからも浦和を応援する。