-駒場と勝利

 昨日は雨の中の試合となった。久しぶりの駒場だったけど、やっぱり駒場の雰囲気はすばらしい。サポーターの集客数は埼玉スタジアムの方が多いけど、あの雰囲気は何なのか。行って見ないとわからないものだと思う。
 キックオフ1時間前にスタジアムに着いたおれたちは席が取れなくて迷走した。なんとか西のゴール裏の一番後ろの手すりを確保して、初の西側での観戦となった。2階スタンドが雨から守ってくれた反面、一番後ろの席だったので身をかがめないと試合が観れないストレスがあった。
 最初は応援していたけど、昨日はサッカーを観ることに集中してしまった。本当に緊迫した試合で、応援を忘れてしまった。ゴール裏にいるなら応援することが礼儀かもしれない。もちろん心がけてはいたが、昨日は声を出すことよりも試合に見入ってしまった。
 雨の影響か、最初はペースを握れなかったおれたちの浦和。カウンターから先制を許してしまう。その後もなかなかリズムに乗った攻めができなかったけど、FKから山田がすばらしいミドルシュートを決めてくれた。同点になるまではどこか慌てるような雰囲気というか、前の試合で敗れているだけに嫌な空気が漂ったけど、おれたちの浦和を後押ししたのは駒場だったような気がした。
 後半、すばらしいカウンターから永井が左足のボレーを決めて逆転に成功したおれたち。ガンバ大阪ルーズボールへの反応が早く、ボールもよく動いていてすばらしいサッカーを展開していた。しかしおれたちの浦和も東京戦では見られなかった中盤からのプレスがよく効いていて、本当に見ごたえのあるサッカーをしてくれた。終盤では落ち着いたボール回しをしてくれて、少し大人のサッカーを見せてくれたおれたちの浦和。
 2-1の勝利、おれたちの山瀬、長谷部など出場できない選手が多い中、本当にすばらしい勝利だったと思う。まだ折り返し地点を迎えていない2ndステージ。優勝を意識するのは、まだ早いと思う。一戦ずつ、大切に戦ってほしい。