-おれたちの浦和レッズと優勝に関する記事たち
優勝に関する記事たち。
負けには慣れているはずだった。悔し涙は数え切れないほど流してきた。それでも、涙が止まらない。スタンドにこだまする「WE ARE REDS」の大合唱が震える。恥ずかしそうに手を振る選手の目がうるむ。99年11月27日、Vゴール勝ちしながらのJ2降格に涙してから5年。同じ駒場で、負けてこぼしたうれし涙こそ、浦和の初優勝にはふさわしかった。
Jリーグ創設から12年。浦和のギド・ブッフバルト監督(43)が史上初めて、Jリーグでのプレー経験を持つ監督としてタイトルを獲得した。選手と衝突し、不満を訴えた選手と直接話し合った。試行錯誤を繰り返しながら、つかんだ監督1年目での大願成就。頂点までのこの1年を振り返る。
主将として味わう優勝は格別だった。Jリーグがスタートして2年目の94年からプレー。どん底を知る山田は「Jリーグの選手である以上、ずっと優勝を目指してきた。ただ、これまで11年、これだけのメンバーそろったことはなかった。いいときキャプテンをやらせてもらった。最高のシーズンだと思う」。優勝杯を掲げ、喜びを爆発させた。
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