-浦和のいろいろ

今日の試合で永井がすごいことをやったようだ。

 浦和FW永井が、代表の遠征と故障者で苦しむチームの中で大きくアピールした。前半31分、中央付近の右サイドでパスを受けると、ゴール正面までドリブルで相手6人を次々に抜き去り、2点目を奪った。抜かれた大分の三上は「分かっていたのにやられた」と舌を巻いたが、永井は「FWの役割を果たそうとしただけ」と当然のように話した。

6人抜きとはすごい。TVで確認したけど、あの技術はさすがだと思った。Jリーグにデビューしたときか忘れたけど、97年の開幕VS横浜戦あたりで井原を含めたDF3人くらいを抜きさってゴールしたのが印象的。姿勢のいいドリブルできれいにかわしていくのが見ていて気持ちいい。あそこまで強引にドリブルしてゴールを決めたのは久しぶりなんじゃないか。去年は日本代表にも招集された永井だけど怪我とかいろいろ大変だったと思う。エメルソンやおれたちの田中達也がいてすごく厳しい環境だけど、だからこそ伸びて行くと思う。これからも頑張ってほしい。

 浦和DF闘莉王が、以前から違和感のあった左足内転筋を痛め、マリ戦に臨む日本五輪代表から外れる可能性が高くなった。後半10分に退いた闘莉王は「今日も出るかどうか最後まで迷ったが、また変な痛みが出た。自分としては代表に出たい気持ちでいっぱいだが、ドクターの言うことに従う」といつもの強気は影を潜めた。ブッフバルト監督も「肉離れの一歩手前。できれば辞退させてほしい」と心配そうだった。

こりゃ参った。おれたちの闘莉王まで怪我をされたら本当に困る。しかし、闘莉王が試合に出るようになってから浦和が負けない。存在感と当たりの強いDF。観ていて本当に楽しいし、「何かやってくれるのではないだろうか」と思わせてくれるDF。やはり、おれたちのギド・ブッフバルトとだぶらせてしまう。まだ22歳。五輪は過程でしかない。是非2006年を目指してほしい。
代表や怪我の選手のことを考えたらすばらしい勝利だったのではないだろうか。今日はおれたちの山瀬もゴールを決めた。おれたちはなんでこんなに山瀬が好きなんだろう、とふと疑問に思った。BBSとかで叩かれているのを目にすることも少なくないが、山瀬はすばらしい選手だと思う。しかし理由がよくわからない。まあ好きになるには理由はいらないよ、ということできれいにまとめておく。