-偶然とおれたち

 最近部屋の整理をして、不要なものをオークションに出品した。その落札者の一人が沖縄の方で、昔おれたちの大学の近くに住んでいたことがあるというメールをくれた。少しだけ研究の話になって、もし縁があればうちの会社の研究所に就職されてはいかがですか、という話になった。浦和入団か研究所に勤めることを夢見るおれたちにとって、運命的な何かをちょっとだけ感じた瞬間だった。具体的な話はないのでまだ先のことだけど、ちょっとだけ嬉しかった。